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【書籍の紹介】『思春期青年期の臨床・学校』

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 現在、少しずつ読み進めている本があります。


 塚本千秋先生の著書『思春期青年期の臨床・学校』(金剛出版、2025年5月22日発売)です。 塚本先生は、以前、私が勤務していた岡山県精神科医療センターでお世話になった児童精神科の先生。 塚本先生は、温かさと鋭さをあわせ持った視点で、子どもたちやご家族と向き合ってこられた、私が心から尊敬している先生のひとりです。


 この本では、思春期・青年期の子どもたちとの臨床や学校でのかかわりについて、40年以上にわたる実践の中から約30の事例が紹介されています。 とても読みやすく書かれているのですが、内容は深く、教科書のようでいて「教科書ではない」一冊。 これは、読んだ方だけに分かる感覚だと思います。


 8月には、小・中・高校の先生方に向けた講演を予定しているのですが、その準備を進めるうえでも、大変参考になる内容が詰まっています。 また、学校の先生方にとっても、得るものの多い一冊だと思います。ぜひ手に取っていただきたい、おすすめの一冊です。

2025年06月01日

教材制作の第一歩!

 昨日、4月から始動した科研費の研究に関して、教材制作にご協力をお願いしているグラフィックデザイン企画制作会社のデザイナーさんと打ち合わせをしました。

 まずは、チーム組織にミーティングを行うまでに、いくつか確認したいことがあり、デザイナーさんのお忙しいところ、オンラインミーティングを行いました。

  ① 教材制作のスケジュールについて

  ② ゲーム教材の内容に関する確認

  ③ 予算の相談

 

 これから教材が少しずつ形になっていきます。まだ始まったばかりですが、「どんな内容にしたらいいだろう?」とあれこれ考えている今が、一番ワクワクするタイミングかもしれません。

 また進展があったら、ここで報告したいと思います!

 

2025年05月27日

新たな研究の始動!

 先月のプログで、科研費が獲得できたことをご報告いたしました。新年度に入りましたので、研究内容をお知らせと思います。

 研究課題:児童精神科病棟における家族支援のためのシリアスゲームを用いた看護教材の開発

 前回の科研費が中止となったデジタル看護教材に、プラスアルファした内容となっています。デジタルとアナログの教材を制作していきます。

 「シリアスゲーム」って気になりますよね!?これについては、「現在の研究」を更新し、そこに少しだけ説明を載せました。具体的な内容については、今後の進捗報告の中でお知らせしますので、お楽しみに!!

 制作した教材を活用したい方、病棟がございましたら、奮ってご連絡ください。教材の有効性の検証も行いたいと思っておりますので、是非ご協力を。また、臨床の方で、本研究にご興味があり、研究グループに入ってもよいという方、是非ご連絡ください。みんなで作り上げたいと思っています!!

2025年04月06日

科研費獲得しました!!

 みなさん、お久しぶりです!気づけば2か月ぶりの更新となってしまいました。

 今日は、嬉しいお知らせをお届けします。昨日、無事に科研費の採択通知をいただきました!✨これもひとえに、日頃支えてくださる皆さんのおかげです。本当にありがとうございます。

 昨年通り2月末の発表でしたが、今年度はまさかの17時発表。14時を過ぎても通知が来ず、落ち着かない時間を過ごしましたが...無事に採択の知らせが届いた瞬間、思わずガッツポーズをしてしまいました!💪

 昨年度は、半年で泣く泣く返還することになった科研費でしたが、今回はさらにパワーアップした内容で、採択となりました。前回までの「デジタル看護教材」に加えて、+αの新たな教材も取り入れ、個人でも集団でも楽しく学べる家族支援教材を作成していきます。

 詳細は、4月のブログ更新で改めてお知らせしますので、ぜひお楽しみに!

 まずは、皆さんにいち早くお伝えしたくて、ご報告させていただきました。

 それでは、引き続き、よろしくお願いいたします。

 

 

2025年03月01日

2024年を振り返って

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 2024年も残すところ、あと一日。振り返ると、まさに変化と挑戦の連続だった一年でした。

 4月には職場が変わり、5年間勤め上げた上智大学を離れ、栃木県の国際医療福祉大学へと移りました。新たな環境と新たな職位で、戸惑う日々が続きましたが、周りの方々の温かい支えのおかげで、なんとか9か月を乗り切ることができました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。新年からも、健康管理を大切にし、これまで以上に努力を重ねていきたいと思います。

 また、今年は懐かしい国府台時代の先生方との再会や、新たな出会いにも恵まれ、人との繋がりの大切さを改めて実感した年になりました。こうした出会いが、自分を励まし、支えてくれたことに心から感謝しています。

 一方で、科研が中断してしまったことが残念で仕方がありません。この時間を研究計画をブラシュアップし、クオリティを高めるための貴重な時期だったとポジティブに捉えています。なんとか科研費を獲得し、新たな気持ちで再開できればと考えております。

 こうして振り返ると、多くの方々に支えられながら歩んできた1年だったと実感します。来年も感謝の気持ちを忘れず、一歩一歩着実に前へ進んでいける年にしたいと思います。

 皆さま、今年もありがとうございました。どうぞ良いお年をお迎えください。そして、2025年もよろしくお願いいたします。

2024年12月31日
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