現在、少しずつ読み進めている本があります。
塚本千秋先生の著書『思春期青年期の臨床・学校』(金剛出版、2025年5月22日発売)です。 塚本先生は、以前、私が勤務していた岡山県精神科医療センターでお世話になった児童精神科の先生。 塚本先生は、温かさと鋭さをあわせ持った視点で、子どもたちやご家族と向き合ってこられた、私が心から尊敬している先生のひとりです。
この本では、思春期・青年期の子どもたちとの臨床や学校でのかかわりについて、40年以上にわたる実践の中から約30の事例が紹介されています。 とても読みやすく書かれているのですが、内容は深く、教科書のようでいて「教科書ではない」一冊。
これは、読んだ方だけに分かる感覚だと思います。
8月には、小・中・高校の先生方に向けた講演を予定しているのですが、その準備を進めるうえでも、大変参考になる内容が詰まっています。 また、学校の先生方にとっても、得るものの多い一冊だと思います。ぜひ手に取っていただきたい、おすすめの一冊です。