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少しテーマが違いますが・・・

 現在、国立看護大学校の松浦先生の科研課題「医療観察法病棟に勤務する看護師を対象としたキャリア教育プログラムの開発」の研究分担者をさせていただいています。

 その研究の一貫としての、海外の司法精神科病棟看護師を対象した教育内容に関する文献レビューをし、松浦先生が、その成果を第44回日本看護科学学会学術集会で発表いたします。司法精神科看護は、児童精神科看護と同様に、非常に専門性が高い分野になります。そのため、代表者の松浦先生と一緒に、効果的な教育プログラムを開発できるようにがんばって取り組んでいきたいと思います

 また、児童精神科病棟の教育ツールの開発の方も進めていければと思っています。そのためには、まずは、何とか科研費を獲得しないとですね。本当にユニークな教材になると思うので、是非、作らせてください!!

2024年12月08日

すっかり・・・次年度こそ

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 看護教員にとって、今の時期は臨地実習です。大体、どこの大学も3年生の実習で学生だけではなく、教員も忙しく走り回っている時期ではないでしょうか。


 そん中、大切な学会をすっかり忘れていました。それが、第65回日本児童精神精神医学会総会。今年は、10月17日~19日の3日間、愛媛の松山での開催でした。久しぶりに少しでも顔を出そうと思っていたのですが、実習に必死になっていて、忘れており・・・
 っていうか、この学会の総会は、例年11月とか12月だったような・・・随分参加していなかったので、変わったんでしょうかね。


 次年度の総会は福井だそうです。11月13日(木)~15日(土)の3日間の開催。福井には全く行ったことがないので、是非次年度は参加したいと思っています。


 ところで、この福井大会のポスターをご覧になりましたか?このタッチをどこかで見たことがあると思ったら、漫画家の石黒正数先生が描いていただいたようです。福井出身だったんですね。この時期は、カニ解禁直後のようです。学会で勉強した後は、カニでもっていきたいですね。私は予算的に厳しいので、カニは難しいかもしれませんが・・・

 まずは、科研費を獲得すること!それで、福井で第一段階の成果(取り組み)の発表を目指します!!


 「ひっていいとこやざぁー、ぜひ来てのぉ! 会場であおっさ」だそうです笑

 

※まだ、第66回日本児童青年精神医学会総会の特設サイトは準備中のため、福井大学医学部の精神医学のニュース&トピックに掲載されているサイトをご紹介します。

2024年11月10日

10月23日開催の講演会のご案内

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 先日、久しぶりにお会いした群馬病院の渡部京太先生より、講演会のポスターが送られてきたので、皆様にもご紹介いたします。以下、ポスターから抜粋しています。

 ★テーマ:明るい場所に光を:ライトハウスMBT-子育てプログラム

 ★日時:2024年10月23日(水)9:00-12:00

 ★場所:早稲田大学早稲田キャンパス26号館地下多目的講義室(ハイブリット開催)

 ★対象:社会的養護に関わる支援者・養育者・研究者・学生、またはこの分野にご興味のある方

 ★講師:ジェリー・バーン先生                          31年以上ハイリスク家庭への支援キャリアをもつ。ライトハウスMBT-子育てプログラムの提唱者。2001年からコンサルタント看護師(病棟ナースのリーダー)を務めた。入院中の思春期や青年期のこどもの支援、ハイリスク家庭への支援などを実践している。

 ★パネリスト:渡部京太先生(群馬病院児童思春期医療部長)

ライトハウスMBT-子育てプログラムとは、ハイリスク家庭への支援を目的としたプログラムで、リスクをアセスメントしながら、家族の変化可能性について検討するものです。

詳細は、こちらをご覧ください。

 

 私は、仕事があり、残念ながら講演会に出席できませんが、出席した方がいらっしゃいましたら、どんな内容だったか、教えてもらえると嬉しいです。

2024年10月10日

こどもと家族へのメンタライジング・アプローチ

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 先日、宇都宮市で開催された「栃木県こどものここと研究会」に出席してきました。前回のブログで、研究会についてご報告すると書きましたが、今回はSNS等で公開してはいけないようなので、残念ですが別な話に・・・

 その研究会で、国府台病院の時に一緒だった渡部京太先生に久しぶりにお会いしました。実際に、何年だろう?15年ぶりくらいでしょうか・・・渡部先生は私に全然気づいてくれませんでした。年もとりましたし仕方がないですかね。でも、その会場には、自治医科大学の柳橋先生もいらっしゃったので、3人で久しぶりにお話しできてとても楽しかったです。国府台時代、懐かしいなぁ。。。

 渡部先生は、講演にもありましたが、メンタライジング・アプローチについて関心をもたれて実践されています。メンタライジングとは、「自己・他者の行動の背景にある心理(考え・感情・欲求・願望・信念)を理解しようとすること」で、そのメンタライジングを育てる治療・教育・支援の働きかけをメンタライジング・アプローチと呼びます(日本メンタライゼーション研究会ホームページより)。渡部先生のご講義を聞いていると、家族支援にも応用できそうです。実際に、児童精神科病棟の看護師も、多職種と連携をしながら、患児や家族の言動の背景あるものを常にアセスメントしながら支援をしています。そこに、メンタライジング・アプローチという視点で支援ができれば、さらに根拠をもった支援になるかと思います。これから、学会でもよく目にする、耳にするアプローチ方法になると思いますが、講演や研修などの機会があれば是非学んでいきたいと思います。

 早速、渡部先生も訳された本を購入しました。メンタライジング・アプローチにご興味をお持ちの方は、是非、お手にとってはいかがでしょうか。

Nick Midgley&aona Vrouva著(西村 馨・渡部京太翻訳)「子どものメンタライジング臨床入門:個人、家族、グループ、地域へのアプローチ」誠信書房,2022.

Nick Midgley、他.(上地雄一郎・西村馨監訳,渡部京太,他訳)「メンタライジングによる子どもと親への支援: 時間制限式MBT-Cのガイド」北大路書房,2021.

その他、渡部先生が運営委員にもなっている「日本メンタライゼーション研究会」を紹介し、終わりたいと思います。

 

2024年09月29日

【9/17開催】栃木県こどものこころ研究会のご紹介

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 みんさん、こんにちは。まだまだ暑い日が続きていますが、いかがお過ごしでしょうか。


 さて、今回は、栃木県内で開催される研究会をご紹介します。自治医の子どもの心の診療科の柳橋先生が司会をされる研究会です。


 ご講演の一つには、国福の関連施設であるなす療育園の山岸先生が「ビバンセ」の効果についてご講演される予定です。一番新しいADHD薬のビバンセの臨床効果は、とても興味がある内容です。


 また、もう一つの講演は、渡部京太先生の「メンタライジング・アプローチ」について、ご講演される予定です。最近、「メンタライジング・アプローチ」という言葉はよく耳にするのですが、私自身、恥ずかしながら、全く知識がないので、非常に楽しみな内容です。渡部先生とは、以前一緒に受持ち患児をもった仲ですが、10年以上お会いしていないので、お会いできることも楽しみです。


 この研究会は、柳橋先生よりお声をかけてもらったこともありますし、栃木県内のこどものメンタルヘルスに貢献するものですので、私も参加する予定です。当日、翌日は、病院での臨地実習指導ですが、実習が終わったら宇都宮に駆け付けたいと思います。気合をいれて宿泊予定笑。内容については、後日、こちらでご報告できれば思っています。

2024年09月01日
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