病棟見学をして思うこと
先日、ある病院の児童思春期精神科病棟に見学に行ってきました。立ち上げて2年目で、スタッフの方のお話を聞いてきました。
そこで、思ったことは、専門病棟というハード面は大分整備されてきましたが、スタッフなどのソフト面が追いつかないことでした。お邪魔した病棟でも、いつも試行錯誤しながら支援をしているとのことでした。
私が児精病棟に異動したときは、児童精神科に特化した病棟は、全国に20前後でした。その後、国公立の病院を中心に増えていき、ここ5年くらいで児精病棟を立ち上げている私立病院も比較的多くみられてきました。現在は、病棟が倍以上に増えて、大分整備されてきた印象です。
ですが、スタッフ不足と教育の問題があります。大人の精神科病棟とは異なり、児精病棟は、児精に特化した支援方法もあるため、大人の病棟から異動してきたスタッフでも戸惑うことが多くあります。実際、私もそうでした。このような現況から、早急に、教育システムの構築や教育ツールの開発が必要だと改めて実感しました。できあるだけ早く、臨床現場にに貢献ができるデジタル教材を制作していきたいと強い思いました。
そのためにも、皆さんのお力が必要です。制作・研究に、ご協力をお願いいたします。